イベントのために、チキンラーメンピラミッドを制作

大量購入コーナーで購入した日清食品の商品をイベントで活用したと聞きました。Glossomはイベントも行なってらっしゃるんですね。

江川 弊社はグリーの100%子会社で、主に広告事業を展開しています。また、コンテンツマーケティングの施策の一環としてイベントのようなリアルなコンテンツも作り、そこにクライアントやインフルエンサー、メディアの方々をお呼びしてプロモーション効果を高めていくといった活動も、行なっています。

具体的にはどういうイベントで、どういう使い方をしたのでしょうか?

江川 今年(2018年)1月25日に、インフルエンサーを30~40名、それからインフルエンサーを活用したマーケティングに興味のある企業を約60社お呼びして、インフルエンサーの座談会やインフルエンサー・マーケティングについてのセミナーを開催しました。そこでは参加社の商材や、面白いものをご用意しておくことがインフルエンサーとクライアントへのおもてなしになるので、日清食品の商品も会場で展示させていただきました。

どのような形で展示なさったんですか?

江川 200食ぐらいの「チキンラーメンどんぶり」をピラミッド状に積み上げたんです。200食の量だと届いた時点でインパクトがあって、箱から取り出すのも大変でした(笑)。

ピラミッド状に積み上げるアイディアはどなたのものですか?

江川 僕です。昨年の年末ぐらいに、カップヌードルをタワーの形に積み上げて自分のインスタにアップしたら非常に好評だったんです。東京タワーとカップヌードルタワーってテーマで撮ったんです(スマホにカップヌードルタワーの画像を出す)。

あっ、スゴい! 背景には東京タワーも見えますね。カップヌードルタワーはバランス的に立てるのが難しそうですが、江川さんがおひとりで積んだんですか?

江川 会議室でひとり黙々と(笑)。完全に個人的な趣味ですね(笑)。

大量のもの、巨大なものが「バズる」法則

このカップヌードルタワーの応用としてチキンラーメンピラミッドを発想なさったわけですね。

江川 「バズの法則」というのがいくつかあるんですが、「巨大なもの」と「大量にあるもの」はバズ要素として効果が高いんです。

チキンラーメンピラミッドも大きくて量があるから、バズの法則に当てはまるわけですか。

江川 とても好評で、写真もたくさん撮っていただきました。会場に来場されたのはインスタグラムに興味のある方々なので、「写真を撮りたい」と思ってもらえるような、いわゆる「インスタ映え」するものを用意しておくことが非常に重要なんです。また、インフルエンサーはお子様連れの方が多かったんですが、チキンラーメンピラミッドが子どもたちに喜んでもらえたのもよかったですね。

チキンラーメンピラミッドはインスタ映えしたんですね。

江川 今回のイベントでは、イベント終了後に化粧品のサンプルなどと一緒に「チキンラーメン」もお客さんに持ち帰っていただきました。チキンラーメンピラミッドにビックリして喜んでいただいた上で、プレゼントでさらに喜んでもらう。そういう意味でも「チキンラーメン」がピッタリだったと思います。しかも、2018年はチキンラーメン60周年という記念すべきタイミングでした。日清食品に準備してもらったパネルと幕を使って、60周年だということも伝わるようにしました。

江川さんとしても手応えをお感じになったのでしょうか?

江川 そうですね。非常によかったと思いますし、日清食品の違った商品でまたやりたいと思いました。いつかやりたいと思っているんですけど、「どん兵衛」を積み上げて巨大どん兵衛を作りたいんです(笑)。例えば制作の様子を撮影して、早送りの動画で見せるというのも面白いと思います。インフルエンサーのお子さんに制作を手伝ってもらうのもいいですね。お母さんは自分のお子さんがどん兵衛を積んでいる様子は拡散したいと思うでしょうし。

ブランドが確立されても保守的にならない日清

江川さんの日清食品に対するイメージもお聞きしたいんですが、お好きな日清食品の商品はありますか?

江川 「どん兵衛」です(即答)。昔から「どん兵衛」しか食べなかったんですよ。でも、最近だと「カップヌードルナイス」にめちゃハマッてます。ナイスは大好きですね。低カロリーかつ量が丁度いいんですよ。自分の年齢を考えると、すごく嬉しい商品だなって。

日清食品社員 脂質も糖質もカットしていて、江川さんのような年齢の男性がターゲットなんですよ。

江川 本当に?やばい(笑)。じゃあ、「カップヌードルナイス」のマーケティングプラン考えますよ(笑)。

日清食品の販売戦略に関してはどういうイメージを持ってらっしゃいますか?

江川 すごいと思いますよ。果敢にきわどいマーケティングにチャレンジされている。社内カルチャーとしてどう構築しているのか、非常に興味深いですね。

僕ら消費者からしても日清食品は"攻めてる"というイメージがあります。

江川 出てくる企画自体が面白いですよね。「カップヌードル」を花束風に束ねた「ヌードルブーケ」も面白いなと思いましたし、ダムに見立てた焼きそば「U.F.O.」の湯切りプレートもめちゃくちゃ刺さりました(笑)。普通は自分たちが作ってきたものを守ろうって力学が働くんですけど、逆の力学でチャレンジしているのは素晴らしいと思います。

今回、イベントでのディスプレイのために大量購入コーナーをご利用なさったわけですが、社内向けのご利用などはいかがですか?

江川 イベント後、社内でも配ったら喜んでもらえたので、そういう活用法もありだなと思いましたね。業種問わず、ベンチャーとか中小企業は大量購入コーナーの社内での利用が向いているとも思いました。ハードワークの方が多いと思いますし、ベンチャーに関しては若い方が多いからさらに喜ばれるでしょうね。

Glossom以外の会社がイベントのために大量購入コーナーを利用するとしたら、いかがでしょう?

江川 自社のブランディングやマーケティングでも、有名なブランドと組むという方法があると思うんですけど、日清食品ならさらにインパクトがあると思いますね。